俺のスーパーカブは?
大規模造成現場では、現場の中を移動する
だけでも結構大変です。
通常は、測量の器械や小道具を積み込んだ
軽トラックなどの連絡用車両を使用します。
その主任は、50㏄のバイク「スーパーカブ」
に乗って、現場内を巡視点検していました。
工事は、いよいよ最盛期に差し掛かり、
大型の重機が忙しそうに動いています。
主任は、愛車スーパーカブを路肩に止めて、
構造物の現場を視察。
その後、帰ろうとしたら、バイクがありません。
「ん?誰か乗ってったの?」
バイクを止めていた場所に戻ると….
見事にペッチャンコになっていました。
まるでトムとジェリーのマンガに出てくるような
状態です。
主任はうっかり立ち入り禁止区域に入って、
先ほどから忙しく動いていたブルドーザーの
走路に駐車してしまったようです。
キャタピラーD8クラス、重量42tは何の抵抗もなく
スーパーカブを踏みつぶしていました。
今では笑い話ですが、一歩間違えば大事故に
なっていました。
でも、あの時の主任の遠くを見るような表情は
今も忘れられません。
それを思い出して、また大爆笑です。
コメントをお書きください