~偉大なる土木遺産~
土木学会が認定している「土木遺産」というものがあります。
一般の人から見れば、土木構造物なんてコンクリートの
でっかい塊があるだけで、無機質で何も感じないのかも
しれません。
でも、明治時代につくられ、近代日本を支えたこれらの
インフラ施設が今なお現役で活躍しているのです。
当時、江戸時代の長い鎖国によって海外から後れを
取った土木技術を挽回しようと、大きな志を持った
技術者たちが懸命に取り組んできました。
現代の建設技術をもってすれば容易なことも、
当時は試行錯誤してまさに生涯をかけてつくり上げて
きたのです。
僕は一人の土木技術者として、そんな構造物を見ると、
畏怖の念を抱かずにはいられません。
そうした先人の努力があったからこそ、
現代の日本があるのです。
最近そんなことを意識し始め、全国にある偉大な土木遺産に
触れることを夢リストに追加しています。
コロナ禍で出張も旅行もできない日々が続きましたが、
いつかそんな構造物を見て歩きたいものです。
嫁は付き合ってくれそうにないですが、
おいしいものをチラつかせて誘ってみます(笑)。
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