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人はなぜ働くのか

 

がんばれ現場監督       ~人はなぜ働くのか~

 

 

 

ある小学校の先生が「人はなぜ働くか」というテーマで

作文の宿題を出しました。

 

小学5年生の彼にとって、仕事のイメージは漠然としたもの

しかありませんでした。

 

そんな彼は、毎晩、残業で帰りの遅い父親に聞いてみました。

 

「僕はお父さんに『父さん、仕事って大変なものなの?』

と聞いてみました。」彼の作文は続きます。

 

「すると、父さんは、いつも笑顔で

『仕事は大変だよ。でも楽しいよ』と言ってくれました。

それを聞いて僕は勇気が湧いてきました」と。

 

これは、小学5年生の彼のボキャブラリーの中で、

父親に贈る最高の称賛の言葉だったのだと思います。

 

あるいは、心のどこかでそう言って欲しかった

のかもしれません。

 

そして、その作文の結びには、

「僕は仕事を通じてたくさんの人と出会えることが楽しいと思います。

人は楽しいから働くんです。僕も将来、仕事をしてたくさんの人と

出会いたいです」と書かれていました。

 

「働く」という言葉の語源は「はたをらくにする=周りの人を楽にする」

という意味からきたともいわれます。

 

単にお金のために働くというのと、周りの人の役に立つために

働くというのとでは、志が大きく異なります。

 

仕事とは、多くの人と出会い、自分自身を磨き、自分の周りの人の役に

立つということです。

 

人は、仕事を通じて成長し、

すばらしい人生を送るために働くのです。