安全第一というけれど、第二は?
建設現場や工場には「安全第一」と書かれた大きな看板が
掲げられています。
安全が第一というからには、第二と第三があるのを
ご存じでしょうか。
第二が品質、第三が生産性です。
安全第一といわれるようになったのは、1901年までさかのぼります。
当時の世界第一の製鋼会社となったUSスチールにより提唱されました。
それまでは、「生産第一、品質第二、安全第三」とすることが
世間一般の主流でした。
しかし、労働災害が減らないことに悩んだゲーリー社長が
「安全第一、品質第二、生産第三」
に改めました。
その後、安心して働けるということで、安全だけでなく、
品質や生産性も高まったということです。
安全と品質は建設業でも製造業でも企業活動の根幹です。
これらが確保されたうえで、利益も売り上げも成り立っているのです。
安全が第一、では第二は?と聞かれて、「根性」と答えているようでは、
安全も品質も確保できそうにありませんね。
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